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ホントはもう少し余裕があって然るべきじゃないか~と自問するアラフォーの日常


by sayururi0704

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介護はじめ

三ヶ月前、私が退院の日、私のベッドのシーツを取り替えようとして、母は足を滑らせ、ベッドの縁で腰を強打した。
近所の病院でレントゲンを取ったが、骨折はしていない、ただの打撲だと言われた。
毎日シッブとコルセットをしていたが痛みはなかなか治まらない。
それでも私が退院後自宅療養をしていた一ヶ月間は、私が家事を母に代わってやっていた為、いくらか治まりつつあるかにみえた。
一ヵ月後、私が会社へ復帰し、母はまた家事に戻った。

そしてさらに半月が過ぎた頃、激痛が母を襲った。
病院を変えた方がいいのではと何度言っても、今の(かかりつけの)先生に悪いからと、わけのわからない理由で拒み続けたが、今回の激痛から発熱が続いた為、たまたまその先生が内科検診を勧めたことから、その内科から総合病院を勧められ、即検査入院、総合病院の検査の結果、その痛みの原因が明らかになった。

総合病院の整形外科のMRIの結果、腰椎に骨折がみられた。
腰を打ってから、既に二ヶ月が経過していた。
しかもここへたどり着くまでに一般的な血液、尿検査から始まり、胃カメラ、大腸検査までさせられた。
発熱の原因は腰の痛みからきているのは明らかなのに内科医は「発熱」というポイントしかみていない。
それに加えて、血圧。
入院前後から上が170まで上がっていた。
この為、またこの「血圧」というポイントだけにまた焦点があてられ、ああでもないこうでもないと検査は続いた。
血圧も発熱と同じく、激痛からきているのではないか・・・・という気がした。
ただその時は裏付けるものがなかったので口出しできなかったのだが、後で調べたら、やはり激痛時は血圧はかなり上がるようだ。
こんな基本的な事をどうして医者が気付かないのかと不思議でならない。
ただ私がいくら口を挟んだ所で、母や父には医者は絶対的な存在なので、何も聞き入れてはもらえず、何度ジリジリとしたことか・・・・。

すべての検査が終わり、最終的な結論は、高血圧と発熱の原因は不明、腰椎は骨折。とまぁなんともお粗末な限りで、ただ進展と言えば骨折が二ヶ月してやっと判明したことぐらい。
そしてなおお粗末なことに、検査終了と同時に退院を言い渡されたこと!
座薬の鎮痛剤を毎日欠かさず使わなければ動くことも出来ず、トイレに立つのに三十分も前から座ってなければ立ち上がれないのに!
ちなみにその病院の病室は母が入院していた二週間あまり、母の他には三、四人しか入院患者は居らず、がら空きだった。とても回転しているとは言いがたい状態だった。

こうして病室を追われた母の、自宅での介護が始まった。

ともに七十を越す父と母、その母の介護を父が一手に引き受けた。
もし父がいなかったら、会社を休み、下手したら辞めて、介護にあたらなければならなかった。
日頃、縦の物を横にもしない、昭和一桁代表のような父が毎日8時間きっちりに母に座薬を入れている。
買い物へ行き、母の監修(?)のもと、食事の用意をする。
私と妹が帰り、父とバトンタッチするが、それでも座薬と下の世話は父が率先してやっている。
動けないので、おむつを換えるちょっとした足の動きでも、すぐに足がつる。
その度に、短気な父が中断して、つりが治るまで、いつまでも気長に足をさすっている。

母のおむつ姿はかなり堪えた。
知らない間に驚くほど細くなった足を伸ばして眠る姿は、少女のように小さかった。
父と二人、眠る母を見ながら、おむつの締り具合をチェックした。

母が入院していた時、「これで少しはお父さんが楽になった・・・。」と安堵の声をもらした。
入院前、夜中起きる激痛の度に父がずっと腰をさすってくれてたらしい。
「お父さん、ずっと寝てなかったからね・・・・。」

紙おむつから始まった介護用品は、今や電動ベット、ポータブルトイレ、そして今日呼び出しベルの設置となった。
昨夜、予定時間より一時間ほど早く母の薬が切れて、激痛が戻った時に、何度も呼んでも、父は気付かなかったらしい。ひどく落ち込んだ父は、朝になって、即呼び出しベルを買いに出かけた。
母が枕元でブザーを押すと、父が寝ている居間でベルが鳴る。
# by sayururi0704 | 2006-06-11 23:47

キオク

時間と記憶はセットになって、地層のように積み上げられていくものだろうけど、
時々地層が横並びに平たくなってしまうことがある。

こうなると夜昼の境が無くなるどころの騒ぎではなくなってくる。
もっと大きなスケールでのボーダレス。

以前書いたと思うが、五歳の時入園式の時に、脱走を企てたあの煮詰まった緊迫感と、30年以上たった今の虚脱感が同時に存在している感覚がある。
その激しいの時空のズレに眩暈を覚えるが、あまりに頻繁に起こるので、自分の中で瞬時にギアをニュートラルに切り替えて対応することにしている。

それでもなお調整が効かず、眩暈が治まりそうに無い時は、夜空を見上げる。
星を見ていると、高々数十年の時間なんて一瞬の出来事だと思える。
そんな中で歪みもへったくれもない。
# by sayururi0704 | 2006-06-04 04:33

ボーダレス

待っている、昼も、夜も、夜中も、明け方も

気がつくと、どこからが昨日で、どこからが今日なのかわからなくなってた

ボーダレス

覚めることの無い、悪夢にうなされ続けてる感じ
# by sayururi0704 | 2006-06-02 00:02

どんなにバカ騒ぎしても、どんなにお酒を飲んでも、

一瞬舞っただけで、また澱は溜まっていく

所詮、一時しのぎのごまかし
# by sayururi0704 | 2006-06-01 23:57

寝顔

休みの日、私が家にいる時はPCを使ってもいいと姫には言ってある。
それこそ私がまだ夢の中の、朝七時頃から、二階にある私の部屋にやってきて、モニターの前にそのまま9時過ぎ頃まで座っている。
思う存分PCで遊んだ後は今度は階下に降りて、お昼まで本を読む。

車で送ってとせがまれるが、自転車にたまには乗りなといなし、諦めて一人で図書館へ。
約一時間後、汗をかきかき、顔を真っ赤にして、いつもどおりバックいっぱいの本を抱えて帰ってくる。持てるだけの量をいつも借りてくるのだ。
バックを置くが早いか、早速中から一冊取り出して読み始める。

家事を一通り済ませて、昨日にひき続き曇天の今日、外へ行く気にならず、部屋へ戻ってベットに寝そべって私も本を読む。
気がつくと、側で小さないびきが聞こえる。
いつの間にか眠っていた私の側にもぐりこんで、姫がぐうぐう気持ちよさげに眠っている。
寝汗で前髪の生え際が額に張り付いている。
つられそうになる心地よさげな小さないびきと、一日フル稼働して、汗だくな、その額にしばらく見とれていた。

いっぱい食べて、いっぱい遊んで、動いて、突然電池が切れたように豪快に寝る。
子供って見てるだけで元気をもらえる。
生きてるということそのものが、素朴に幸せと思える。
単純で、大切なこと、何でこんなにいつも忘れているんだろう。

目を覚まさないように、額の汗を手でそっとぬぐう。
いつまでも見ていたい、惚れ惚れとした寝顔だ。
# by sayururi0704 | 2006-05-28 23:26

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